書評

【水野敬也】LOVE理論の感想文。意外と説得力があった

こんにちは!銀りりです。

またもやAmazonプライムリーディグンで本を無料読みしました。

月500円しか払っていないのに、元を取ろうと必死です。(もう多分元取りました)

で、今回読んだのは、水野敬也さんの著書「LOVE理論」です。

水野さんが、実際の経験や試行錯誤の末たどり着いた恋愛論を、空手の師範のような目線(語り口調)で書かれています。

ちなみに、LOVE理論は漫画にもなり(1〜6巻)、2013年には中村獅童さん主演でテレビドラマ化もされています。(2015年版のドラマでは、片岡愛之助さんや清野菜名さんが出演されています)

モテるかどうかはともかく妙に説得力があった!

この本の内容は、水野さん独自の恋愛論を「恋愛の基礎」「自分自身を魅力的に見せる方法」「デートでお持ち帰りする時の方法」などが「〇〇理論」という形で解説されています。

その解説が小見出しではちょっとおふざけ気味なのですが、実際の文章を読んで見ると、妙に説得力があります。

これで実際にモテるかどうかは別として、各項目の「〇〇理論」は読んでいて「ああ、わかる」とか「なるほど」とか思うところがあるんです。

特に私がなるほどと思ったのが「うわっつらカインドネス理論」という項目。

水野さんによると、女が言う「優しい男が好き」の本当の意味は・・・

「女が見ている優しさは、レストランで座る時にイスを引いてやるとか、コートを着るのを手伝うだとか、そういうった「表面上の優しさ」のみ。

なんだかわかる気がしますね。

目に見えない優しさは一切伝わりません、少なくとも私のような上っ面な人間には。

別に女性に限らず男性でも「飲み会の時に、取り分けてくれた」的なベタなところで「良い子だな」とか思ってしまうこともあるわけですから。

ただ、水野さんによると「表面上の優しさは実際に行動に移せるので、むしろ女性に優しさをアピールするチャンス」だそう。

「実践している人も意外といるのでは?」と思えた

これ読んでると「男ってやっぱり必死だな」と思うわけです。

ただ、水野さんの場合、その必死さ(というより情熱?)が人の何倍もあったようです。

なので、恋愛理論もけっこう細かいところまで考え抜かれています。

読んでいてところどころ「これは使えそう」と感じる部分があるんですよね。

もしかしたらこの本を読んで実践している人も意外にいるのでないか?と思います。

キャバクラで実践してみた!

上記に書いた「うわっつらカインドネス」の例題が載っていたので、そちらを参考にただひたすらキャバクラにて実践してみました。

「飲み物をとにかくすすめる」

「やたらめった褒める」

「一緒に食事にいったらグラスの空きにいち早く気づく」

やってみた結果・・・確かに初対面の時と比べると一気に距離が近くなったというか、向こうが慣れたというか・・・若干調子に乗られたような気がします。

なので、別の子に実践した時はあえて大げさな感じにしました。

「風邪気味」という女性に風邪に効きそうなハーブティーセットを持っていったのですが、これはさすがにそこまで予想していなかったようでかなり大喜びしてくれました。

「うわっつらカインドネス」を実践する場合「そこまでやるか」ぐらいしないと相手に伝わらない(印象に残らない)のかもしれません。

「うわっつらカインドネス」を「大げさに」実践することがポイントのような気もします。

ちなみにそのキャバ嬢からはちょっとしたご褒美もありました。

品のない話になるので詳しくは書きませんが。

ただ、向こうが営業である可能性は大大大なので・・・参考程度にしかなりませんね。

まとめ:モテるとか関係なく読み物としてオモシロイ!

この本全体的に、読み物としてオモシロイです。笑えます。

文章表現自体の好き嫌いがあるので、もちろん人それぞれなのですが、私個人的には内容が薄っぺらだったとしても十分楽しめた気がします。(別に内容が薄っぺらいという意味ではありません。)

そして恋愛とかはおいといたとしても、コミュニケーションの中で使えるんじゃないかと思うものもありました。

まあ、本を読んで丸暗記したとしても、実際に使えるかどうかはまた別問題ですし、慣れないことをやると失敗しそうな気もしますが。

でも、また同じこと言っちゃいますが、読み物として面白かったです。

ということで、オススメ度★3つな感じです。