こんにちは!銀りりです。
私は今、心理学検定に向けひたすら勉強中でございます。
ただ以前も少し書いたんですが、心理学検定の勉強はやや退屈な面もあるんです。
なので、検定の勉強とは別に自分が興味ある心理学の知識を今日も蓄えています。
今回は「プレゼントを渡すタイミング」を迷っている方には使えるかもしれない知識です。
デート時にプレゼントを渡すなら・・・やっぱり最後が良い!らしい…。
ダニエル・カーネマンさんというアメリカの行動経済学者がいます。
ノーベル経済学賞を受賞しているすごい人。
この方が提唱しているのが「ピークエンドの法則」というもの。
これはどういう法則かというと
人は体験を最も感情が動かされた瞬間(ピーク)と、最後の印象(エンド)によって判断している。
出典:日本産業カウンセラー協会
というもの。
体験したことの全体というよりは、一番良かった瞬間と、最後の終わりによって評価が決まってしまうということですね。
もうここからいきなり結論ですが、プレゼントを渡して良い印象を与えるには「一番最後に渡すのが良い」ということになります!
なぜ最後が重要なのか?実験でわかったことは?
ダニエル・カーネマンさんは次のような実験をしました。
被験者には以下の2つを体験してもらったそうです。
●冷水に60秒間手を浸す
●冷水に90秒間手を浸す
後者の「90秒間手を浸す」側は、残りの30秒だけ、温度が少し上昇するようにしたそうです。
そして実験後、被験者に「もう一度体験するならどちらが良い?」と聞いたところ、80%以上が「90秒間」を選んだそうなんです。
これはもうおわかりだと思いますが、最後の印象が良かったということですね。
この人間の心理、なんか使えそうな気がしてきませんか?
サプライズも最後までガマン!仕事は一番最後をシッカリ!
なのでサプライズを考えている人、プレゼントを渡そうと思っている人は、計画的に最後に持っていけるようにしておくのが良いかもしれません。
そしてこの「ピークエンドの法則」は恋愛だけでなく、仕事でも使えそうですよね。
打ち合わせ終わりでしっかり挨拶するとか、お見送りをするとか・・・。
だいたい、素敵な旅館なんかに行くとお見送りがすごいですし。
私は個人的に、ピークを盛り上げようとか考えると無理しちゃって空回りしそうな気もしてきますが、エンドの印象をよくすることはカンタンにできそうです。
逆を言えば、別れ際になんか変な感じにならないように気をつけた方が良いかもしれません。
別れ際の挨拶が雑になったりしないほうがいいですね。
といっても気を遣いすぎるのもただただ疲れるだけだと思うので「最後の印象に気をつける」これだけは覚えておくぐらいで良いかもしれません。