こんにちは!銀りりです。
今日の「使いたい心理学」は、やる気が出ない時に使えそうな方法です。
ちゃんとしなきゃいけないとわかっているのに「なんかやる気出ない」「仕事にいきたくない」「なんだったら辞めてしまいたい」そう思うこともありますよね?
そんな時に「自分にはできる」と自己暗示をかける方法はよく知られています。
この自己暗示、ちょっとした方法でより効果が上がることが研究でわかっているようなんです。
「君ならできる」の言い方でやる気アップ!
結論から言いますと、ポイントは二人称で暗示をかけること。
「自分はできる」ではなく「君ならできる」
これ、この「二人称」がポイントなのです。
自分で言っているのに「君なら」というのはおかしい気もしますが、「European Journal of Social Psychology」に掲載された記事によると、最新の研究でこの二人称での暗示で調子をあげることができるというのです。
ライフハックというページによると
二人称(「あなたにはできる!」)を使うことで、一人称(「私にはできる!」)より、やる気と実際の成果の両方が向上しました。この調査では、学生たちに自分自身に対してアドバイスを書きつつ、アナグラム(単語または文の中の文字をいくつか入れ替えることによって全く別の意味にさせる問題)を解く課題が与えられました。半数の学生に「私」の代名詞を使うよう、残りの半数の学生には「あなた」の代名詞を使うよう指示されました。「あなた」の代名詞を使った学生は仕事における能率が上がっただけでなく、仕事に対する態度もよくなりました。学生たちはもっとたくさん仕事がしたいと思う、という研究結果が出たのです。
超カンタンですね。
カンタンすぎて効果がどうなのかってのもありますが、カンタンなのでまあとりあえずリスクゼロですし、使ってみて損はない気がします。
なぜ「君ならできる」の暗示でやる気がでるのか?
ライフハックのページには、なぜこの二人称が効果があるのかも解説されていました。
米Fast Company社のLisa Evans氏はこのように報告しています。「心理学者のDolcos氏は、第2人称で自分に語りかけることは、小さいころに両親や先生からの支援や励ましの記憶を思い出させてくれる為、より有益である」と推測しています。
誰かに励まされることが力になるということですが、誰かに「励まして」とか「ほめて」とかお願いするのはまあ難しいですよね。
どうしても仕事に行く気がおきない、とにかく嫌な時、誰かに励まされるように二人称で「君ならできる」と暗示を使ってみて下さい。
1日「君ならできる」を使ってみた…
ということで仕事で1日使ってみました。
【目標】
・会議中、超細かくて面倒で「仕事している感」をアピールする上司にイライラしない。
【暗示】
・「君ならイライラせずに仕事できるよ」
【結果】
・たまたまかもしれないけど・・・うまくかわせた。
月曜日の会議に毎日出席してくださる、超細かい上司(立場が上の人)さん。
先週の月曜日もしっかり出席し、誰もがわかっていることを声高に叫んでいらっしゃいました。
毎週、この瞬間が一番イライラするのです。
目の前に置かれた紙資料をしわくちゃにしてしまうほどイライラします。
が、この暗示を使った時は、まあ不思議と笑いに転換できていた気がします。
といっても、たまたまかもしれないし、他の方のおかげのような気もするので絶対にオススメなんてことは言えませんが・・・。
ちなみに自分自身に言い聞かせるだけでなく、書き出してみても効果があるようです。
ちょっとしたモチベーション維持に、よかったら使ってみて下さい。