こんにちは!銀りりです。
心理学検定という試験に向けて勉強中です。
色々と調べていく中で出てきたのが「人が人を好きになる仕組み」という、ちょっと興味深い理論がありました。
理論がわかるってことは何かに使えるかもしれないのでノート代わりにアウトプットしておきます。
人を好きになるのは「パブロフの犬」と同じ!
人が人を好きになる理論のひとつに、心理学者のバーンさんとクロアさんって方が名付けた「強化情動モデル」というものがあります。
これは超カンタンに言いますと、「パブロフの犬」と同じようなもののこと。
【パブロフの犬】とは・・・犬に餌をあげる際に、ベルを鳴らしてから与えるということを繰り返していると、ベルを鳴らすだけで犬がよだれを垂らすようになる条件反射のこと。
餌とベルは本来は無関係なのですが、ベルを鳴らすという外部刺激を餌と一緒にすること(対提示すること)で、ベルの音だけで「唾液が出る」という条件反射が起こるんですね。
この仕組みのことを「レスポンデント条件付け」と言います。
(ちなみにパブロフというのは、生理学者のイワン・パブロフさんのこと。)
そして先ほど出てきた「強化情動モデル」というのは、このパブロフの犬と同じように、ある人と対になった感情から好き嫌いが形成されるというものです。
具体的に言うと・・・
①A君が楽しい話をしてくれる
②それを繰り返していると「A君を見るだけで楽しい」
③A君のことが好き
当たり前といえば当たり前ですが、これが好きになる仕組み。
ちなみに、人に好印象を持つ会話というのが「相手に対してどれだけ多く質問するか?」によって左右されるという研究結果もあります。
2017年、ハーバード大学がお見合いパーティーに参加した110人分の会話記録を調べました。
会話の内容を分析した結果、相手に好感を持たれたのは、質問量が多い人だったことがわかったのです。
質問量が多い人は、次に会ってもらえる確率が1.5倍も高かったそう。
ムリに楽しい話をしようとせずとも楽しい印象は与えられるかもしれません。
下記の記事でもう少し詳しく書いています。
一目惚れも同じ仕組み?
だったら「一目惚れはどう説明するんだ?あ?」と思った方も多いのではないでしょうか。
私は本を読みながらすぐに思ってしまいました。
しかし、一目惚れも過去に自分が好きなものと似ている部分がある(外見や雰囲気など)ために、先ほどのような繰り返しの条件がなくとも「好きになる」ことが起きるそうです。
条件づけられたものと「似たもの」にも同じ反応を起こすことを般化と言います。
一目惚れの例で言うと「過去に好きだた人など」と似たものを好きになる(一目惚れする)ということ。
無意識にこのようなことが起こっているようです。
まとめ:一緒に楽しい経験をする
職場や学校などでレクリエーションが行われるのも、一緒に楽しい経験をすることで好意が高まりやすくなるため。
一緒に楽しい経験ができるようにしておけば、この理論、使えるかもしれませんね。