こんにちは!銀りりです。
「出来事は捉え方次第」なんてことを聞くことがありますね。
この本はあらゆる分野の成功者が、ネガティブな状況をどんな考え方で乗り切ったのか、ベストセラー作家のひすいこたろうさんによってまとめられた本です。
(ひすいさんの著書では「名言セラピー」「前祝いの法則」「明日死ぬかもよ」「できないもん勝ちの法則」などが有名ですね)
(写真にまた猫が入ってしまいました、すいません。)
借金30億円背負った矢沢永吉の考え方や、ロスに行った時にタクシーを降りた瞬間に「犬のうんち」を踏んでしまった作詞家・秋元康の考え方などが書かれいます。
まとめられた本といってもNAVER的にただまとめてあるだけではありません。
ひすいさんの補足&解説がちゃんとついています。
今が最悪の状況かどうかなんて誰にもわからない
そもそもなぜ「考え方」が大切なのか、これはもう説明するまでもないですよね。
成功している人でも必ずどこかで失敗しているし、「あの失敗があったからこそ今がある」という人はたくさんいます。
その時に「これは失敗だ!クソボケカス」で終わるかどうかはその時の考え方次第ってことですね。
頭では理解できますが「実際にどん底の状況になった時、そんな冷静に考えられるわけないだろ!」と思ってしまう人もいるんじゃないでしょうか。
が、この「どん底の状況だ」と決めてしまうことが、そもそも間違いということ。
私はネガディブな状況に陥ると、「最悪だ」「もうこの後大変だ」などと決めつけてしまうことが多いのですが、私ごときが未来のことなんてわかるはずもありません。
ならば、「最悪だ」と決めつけず、他の捉え方をした方が何百倍もいいのは明らかですね。
私はポジティブシンキングというのが極めて苦手ですが、この「最悪だ」と決めつけない程度のことならできそうな気もしてきます。
松下幸之助が「面接の時に必ず聞いていたこと」と運がよくなる方法
本書はシチュエーション、テーマごとに「ネガティブな状況でのモノの考え方」が紹介されています。
そのテーマは「天才たちの考え方」「お金」「マイナスをプラスに転じる見方」などなど。
その中でやたらと印象に残っているのは松下幸之助さんや、松下電器でのエピソードですね。
松下幸之助さんは、面接の時に必ず「あなたの人生は今までツイていましたか?」と質問していたそうです。
それによって、その人の何を見ようとしていたのかは本書を読んで頂きたいですが、そのエピソードと絡めて「運がよくなる方法」が書かれています。
これもですね、本を読むと実践するのは超カンタンです、絶対できます。
ただ「運がよくなる考え方ができるようになるには練習が必要」とも書いてあるんですよね。
一度、本で読んだだけでは身につきませんよ、良い考え方はできませんよ、ということですね。
私も会議で否定的なことを言わないように、人の話を聞く時うなずく練習をテレビを見ながらずっとやっていた時期がありました。
とりあえず首を縦にふる、これも練習したことでできるようになりましたね。
キャバ嬢の話も、めちゃくちゃウンウン頷きながら聞いています。
するとキャバ嬢もどんどん喋る→中々ドリンクが減らない→結果的にお金も節約できる・・・という好循環が生まれます。
そういえば、以前に紹介したこちらの本。
この本でも「合コンでの男性との会話で、褒めたり相槌を打ったりするのは練習が必要」と書いてあった気が。
やっていないことは突然できないのでやって方がいいかもしれませんね。
文章が小学校の先生みたいにやさしいので読みやすい
ひすいさんの文章の特徴なんですが、「読みやすい」&「語り口調が妙に優しい」。
(もちろん、私の勝手な印象です)
多分、ひすいさんは私より年下だと思うのですが、本を読んでいるとめっちゃ優しくて信頼できる小学校の先生のような感じを受けます。
人柄なんでしょうか、人柄なんでしょうね、うらやましいですね。
ひすいこたろうさんは名言セラピーという本も出していて(確かこちらもベストラセーだったはず)、その影響でラジオ番組もやっていました。
そんな人だからきっと話しかたも優しい感じなんでしょう、きっと。
あっという間に読めるという感じではないですが、読んでいて苦になりません。
実はちょっと前に別の本(ひすいさんの本ではありません)を読みまして、書評というか感想文を書こうと思ったのですが、文章がわかりづらくて読むのが苦痛で苦痛で・・・。
結局、途中でリタイアしてしまいました。
【この本から学べるすぐできそうなこと】
まずは「自分には未来のことなんてわからない」と自覚することじゃないでしょうか。
「未来のことなんてわからない」→「今の状況がもしかしたら未来から見たら最高の出来事になるかもしれない」と考えること。
それが無理なら、途中にも書きましたが「最悪」と決めつけないことでネガティブな状況を乗り越えるきっかけを見つけられそうな気がします。
そしてとりあえず「最悪」だと考えない練習が必要ですね。